「ヒトでなし 金剛界の章」 京極夏彦:著 新潮社文庫:刊
★★
久しぶりに京極夏彦を読みました。昔は京極堂シリーズを熱心に読んでいました。あの弁当箱と揶揄?された文庫本で😆
あのシリーズも続きが出ないまま、長い時が過ぎています。
他のシリーズや単発モノも読んでいましたが、ここ最近はちょっと遠ざかっていたのです。
それが今回は何となくタイトルに惹かれて買い、読み始めました。
帯に「超・宗教エンタテインメント」と謳われていたのですが、想像していたのとはちょっと違いました…😓
宗教と言えば宗教かもしれませんが、禅問答に近いような、会話の繰り返しです。
登場人物は少ないですが、それぞれ個性が強い人物がいい味を出してはいました。ただ、キーパーソンかと思われた女性も結局は関係性が薄いまま終わり、登場した意味ある??と叫んでしまいました😝
最後にカタルシスがあるかと言えばそうでもなく…。やや消化不良の感ありでした。エンタテインメントと謳うのはやや誇大広告かと。
金剛界の章とあるので、続編あるようですが、読みたいかと言えば、???ですね😐
やっぱり、京極堂シリーズの新刊を待ちたいです。